「部屋の雰囲気を変えたいけれど、既製品では物足りない」「作り手の顔が見える、温かみのある家具に囲まれて暮らしたい」。そんな願いを持つインテリア好きにとって、待ちに待った祭典がついに始まります。
2026年1月17日(土)・18日(日)の2日間、東京ビッグサイトで開催される「ハンドメイドインジャパンフェス冬(2026)」。
全国から集結する3,000名ものクリエイターが生み出す作品群は、まさに宝の山です。
しかし、あまりの規模の大きさに「どこから見ればいいのか分からない」「結局何も買えずに疲れて帰ってしまった」という経験がある方も少なくありません。
この記事では、インテリアに特化した視点で、HMJ冬2026を120%楽しむための戦略的な回り方と、今年注目すべきトレンドアイテムをご紹介します。
ただ会場を歩くだけでは出会えない、あなただけの「一生モノ」を見つけるための羅針盤としてご活用ください。
会場の熱気とクリエイターとの対話を通じて、あなたの暮らしを豊かに彩る運命の一点と出会いましょう。
- 広い会場で迷子にならないための事前準備と効率的な回り方
- 2026年のトレンド「Japandi」や「サステナブル」を取り入れた家具選び
- 冬のインテリアを格上げする照明やテキスタイルの探し方
- 購入後のメンテナンスまで見据えた、クリエイターへの質問リスト
ハンドメイドインジャパンフェス冬2026インテリア攻略の基本戦略
ハンドメイドインジャパンフェス(HMJ)は、単なる買い物イベントではありません。それは、作り手の情熱と使い手の感性が交錯する巨大な「表現の場」です。
特にインテリアアイテムは、サイズ感や素材の質感が部屋の印象を決定づけるため、衝動買いよりも計画的なアプローチが成功の鍵を握ります。
ここでは、HMJ冬2026をインテリア目線で攻略するための、具体的かつ実践的な準備と当日の立ち回りについて解説します。
限られた時間の中で最高の出会いを果たすために、まずは「準備8割」の意識で臨みましょう。
事前の「計測」と「撮影」が運命を分ける
インテリア探しで最も重要なのは、会場に行く前の準備です。
特に家具や大きな雑貨を探す場合、自宅の設置スペースをメジャーで正確に測っておくことは必須条件です。
「たぶん入るだろう」という感覚は、展示会場の広い空間では狂いが生じやすく、持ち帰ってから「数センチ入らない」という悲劇を招きかねません。
幅、奥行き、高さだけでなく、搬入経路(ドアや廊下の幅)も確認し、スマホのメモ機能に記録しておきましょう。
また、設置予定場所の写真をスマホで撮影しておくことも強くおすすめします。
会場で気になったアイテムがあった際、その写真をクリエイターに見せることで、「この部屋の雰囲気なら、もう少し濃い色の木材が合いますね」といった具体的なアドバイスをもらえる可能性が高まります。
床の色や壁紙の質感、既に置いてある家具との相性を客観的に判断するための材料を用意しておくことで、購入の決断スピードと精度が格段に上がります。
「インテリア・家具」エリアを朝一番に攻める理由
HMJの会場は広大で、カテゴリーごとにエリア分けされていますが、インテリア目当てであれば入場直後に「インテリア・家具」エリアへ直行するのが鉄則です。
理由は大きく2つあります。一つ目は、大型の一点物は「現品限り」である場合が多く、素敵な作品ほど午前中に売約済みになってしまうからです。
配送手続きが必要な場合も、混雑する午後より午前中の方がスムーズに対応してもらえます。
二つ目の理由は、体力と集中力です。
アクセサリーや雑貨などの小物を見て回った後に大型家具の検討に入ると、すでに歩き疲れて判断力が鈍っていることが多々あります。
高額な買い物になりやすいインテリアこそ、頭がクリアで体力のある朝一番にじっくりと吟味すべきです。
また、午前中の比較的空いている時間帯であれば、クリエイター本人から制作背景や素材のこだわりについて深い話を聞くことができ、その対話自体が作品への愛着を深める貴重な体験となります。
配送手段と送料の確認は交渉の第一歩
気に入った家具が見つかった時、必ず確認しなければならないのが配送手段です。
ハンドメイド作品の場合、クリエイター自身が梱包・発送を行うケースが多く、大手通販サイトのような一律の配送サービスとは異なります。
「当日持ち帰りが可能か」「後日配送なら送料はいくらか」「配送業者の指定はあるか」をその場で明確にしましょう。
特に冬のイベントでは、雪などの天候影響で配送遅延の可能性も考慮する必要があります。
時には、展示現品であれば送料分をサービスしてくれたり、複数点購入で割引が適用されたりといった柔軟な対応をしてくれるクリエイターもいます。
これらは対面販売ならではのメリットですが、あくまで相手へのリスペクトを持った上での相談がマナーです。
「車で来ているので積み込みを手伝ってもらえますか?」といった具体的な相談も、購入意思が固まっているなら遠慮なく切り出してみましょう。
搬入搬出のプロではないクリエイターも多いため、配送に関するトラブルを防ぐためにも、お互いの認識をすり合わせておくことが大切です。
予算配分と決済方法の多様化への対応
2026年のHMJでは、多くのブースでキャッシュレス決済が導入されていますが、通信状況や機材トラブルに備えて現金も用意しておくのが賢明です。
特に数万円単位のインテリアを購入する場合、クレジットカードの利用限度額や、電子マネーのチャージ残高を事前にチェックしておきましょう。
予算については、「大物家具用」と「衝動買い用(雑貨・フード)」で財布を分けておくと管理がしやすくなります。
インテリア好きにとっての落とし穴は、素敵な作品に出会いすぎて予算オーバーになることです。
しかし、ハンドメイド家具は「出会った時が買い時」であることも事実。
迷った時に即決できるよう、自分の中で「この金額までは即決、それ以上は一度カフェで休憩して考える」という明確なラインを引いておくことをおすすめします。
また、Creemaのアプリをインストールしておけば、その場で購入できなくても後日オンラインで購入できる場合があるので、気になるクリエイターは必ずフォローしておきましょう。
クリエイターとの対話から引き出すメンテナンス情報
既製品とハンドメイドの決定的な違いは、アフターケアの相談ができる相手が明確であることです。
購入前に必ず聞いておきたいのが、「メンテナンス方法」と「修理の可否」です。
例えば無垢材のテーブルなら、オイル塗装なのかウレタン塗装なのかによって、日常の手入れ方法は全く異なります。
「輪染みができた時はどうすればいいですか?」「乾燥でひび割れたら修理できますか?」といった質問を投げかけてみてください。
これらの質問に対して、熱心かつ丁寧に答えてくれるクリエイターは信頼できます。
木材の経年変化(エイジング)をどのように楽しむか、革製品ならどんなクリームを使えばいいかなど、プロならではの知識を教えてもらえるのもHMJの醍醐味です。
長く使うインテリアだからこそ、売って終わりではなく、その後の付き合いも大切にしてくれる作り手から購入することで、モノへの愛着は何倍にも膨らみます。
名刺やショップカードを必ずもらい、SNSで繋がっておくことも忘れずに。
冬の暮らしを温める「照明と灯り」の探し方
冬開催のHMJにおいて、最も魅力を増すカテゴリーの一つが「照明」です。
日が短く、家の中で過ごす時間が長い冬だからこそ、部屋の雰囲気を劇的に変える「灯り」の重要性は高まります。
会場では、日中の明るい時間帯でもその美しさが分かるよう工夫された展示が多く見られます。
ここでは、単なる明るさの確保ではなく、空間に癒しと奥行きを与えるアーティスティックな照明選びのポイントを解説します。
影まで美しい「ステンドグラス」と「切り絵」照明
ハンドメイドならではの繊細さが際立つのが、ステンドグラスや切り絵を用いた照明器具です。
これらの照明の真骨頂は、光源そのものだけでなく、壁や天井に投影される「影」の美しさにあります。
ブースを訪れる際は、照明の近くに手をかざしたり、クリエイターに頼んで少し暗い場所で点灯してもらったりして、影の広がり方を確認してみてください。
特に冬の夜長、部屋のメイン照明を消してこの灯りだけをつけた時、壁一面に広がる幻想的な模様は、自宅を極上のリラックス空間へと変えてくれます。
素材の温もりを感じる「木製ランプシェード」
2026年のトレンドである「自然素材への回帰」を象徴するのが、薄く削り出した木材を使用したランプシェードです。
光を透過するほど薄く加工された木材は、電球の光を柔らかいオレンジ色に変え、見る人の心を落ち着かせます。
木目や節(ふし)の出方は一つとして同じものがなく、まさに一点物。
LED電球を使用することで熱の心配も少なく、安心して使えるものが増えています。
日中はオブジェとして木の質感を楽しみ、夜は温かな光を楽しむ。そんな二面性のある作品を探してみましょう。
香りも楽しむ「キャンドルウォーマー」と「アロマライト」
視覚だけでなく、嗅覚でも冬のインテリアを楽しみたい方には、キャンドルやアロマ関連の照明がおすすめです。
火を使わずにハロゲンライトの熱でキャンドルを溶かす「キャンドルウォーマー」に対応した、作家オリジナルの陶器やガラス作品も増えています。
会場にはキャンドル作家も多数出展しているため、照明作家のブースでライトを選び、その足でキャンドル作家のブースへ行き、香りとデザインをコーディネートするという贅沢な買い回りも可能です。
「眠る前の1時間を豊かにする」というテーマでセットを組んでみるのも良いでしょう。
2026年トレンド「Japandi」を取り入れた家具選び
ここ数年、世界のインテリアトレンドを席巻している「Japandi(ジャパンディ)」。
日本の「和(Japan)」と北欧の「スカンディナビア(Scandi)」を融合させたこのスタイルは、ミニマルでありながら温かみがあり、日本の住宅環境に驚くほど馴染みます。
HMJ冬2026でも、このJapandiスタイルを意識した作品が多く見られると予想されます。
派手な装飾を削ぎ落とし、素材の良さと機能美を追求した家具選びの視点をご紹介します。
経年変化を楽しむ「オーク」と「ウォールナット」
Japandiスタイルの基本となるのは、上質な木材の使用です。
特に明るくナチュラルな印象の「オーク(ナラ)」と、深みがあり落ち着いた印象の「ウォールナット」は不動の人気を誇ります。
ハンドメイド家具の魅力は、これらの木材の「節」や「木目」をあえて活かしたデザインにあります。
既製品では欠点として弾かれてしまうような荒々しい木目も、作家の手にかかれば世界に一つの個性になります。
表面の仕上げがオイルフィニッシュであれば、傷がついても自宅でメンテナンスしながら育てていく楽しみがあります。
空間にリズムを生む「スツール」と「サイドテーブル」
いきなり大型のダイニングテーブルやソファを買い替えるのはハードルが高いですが、スツールやサイドテーブルなら気軽に取り入れられます。
特に、座面が緩やかにカーブした木製スツールや、アイアンと古材を組み合わせたサイドテーブルは、ソファの横やベッドサイドに置くだけで空間のアクセントになります。
来客時の予備椅子としてだけでなく、観葉植物を置く台として、あるいは読みかけの本を置くスペースとして、多用途に使える汎用性の高さも魅力です。
「小さくても本物」の家具を取り入れることで、部屋全体のグレード感がアップします。
「真鍮」と「アイアン」のアクセントパーツ
木製家具を引き締めるスパイスとして注目したいのが、真鍮(しんちゅう)やアイアン(鉄)などの金属パーツです。
ハンドメイドの取っ手やフック、家具の脚などにこれらの素材が使われているか注目してみましょう。
特に真鍮は、最初はピカピカと輝いていますが、使い込むほどに酸化して渋い色合いへと変化していきます。
この経年変化は、アンティークやヴィンテージを好むJapandiスタイルとの相性が抜群です。
家具そのものを買わなくても、今ある家具の取っ手を付け替えるための「真鍮ノブ」だけを探すというのも、通な楽しみ方の一つです。
冬の部屋を彩る「テキスタイル」と「ファブリック」
家具を買い替えることなく、部屋の印象をガラリと変える魔法のアイテム、それがテキスタイル(布製品)です。
HMJには、手織り、染め、刺繍など、伝統技術を現代風にアレンジした布作家が多く出展しています。
冬開催ということもあり、ウールやアルパカ、厚手のリネンなど、触れるだけで温かさを感じる素材が豊富です。
ここでは、インテリアのスパイスとなるファブリックアイテムの選び方をご紹介します。
一点投入で決まる「ラグ」と「マット」
玄関や洗面所、ベッドサイドなど、小さな面積でも存在感を発揮するのがラグやマットです。
機械織りにはない、手織りならではの不揃いな質感や、作家が独自に染め上げた糸の色彩は、無機質になりがちな床面に温かみを与えます。
最近のトレンドは、幾何学模様でありながら手描きのラフさを残したデザインや、異素材を組み合わせたタペストリーのようなラグです。
選ぶ際は、裸足で踏んだ時の感触や、洗濯機で洗えるかどうかも確認しましょう。
ペットがいる家庭なら、爪が引っかかりにくい織り方かどうかも重要なチェックポイントです。
アートとして飾る「マクラメ」と「ウィービング」
壁面のインテリアとして定着したマクラメ編みやウィービングタペストリーも、HMJで見逃せないアイテムです。
これらは単なる装飾ではなく、吸音効果や断熱効果も期待できる実用的な側面もあります。
冬のインテリアとしては、ボリュームのある羊毛やフェルトを織り込んだ、立体感のある作品がおすすめです。
白い壁に一つ掛けるだけで、カフェやギャラリーのような洗練された雰囲気が生まれます。
流木をハンガー部分に使用した作品も多く、自然素材との相性を重視する2026年のトレンドにもぴったりマッチします。
クッションカバーで遊ぶ素材のレイヤード
最も手軽に季節感を取り入れられるのがクッションカバーです。
HMJでは、ヴィンテージの着物をリメイクしたものや、オリジナルのテキスタイルプリント、手編みのニットなど、個性豊かなカバーが手に入ります。
冬のインテリア攻略のコツは、異なる素材を組み合わせる「レイヤード」です。
例えば、コットンのシンプルなクッションの隣に、毛足の長いファーやざっくりとしたニット素材のクッションを置くことで、奥行きと温かみが生まれます。
サイズは一般的な45cm角だけでなく、長方形や円形など変形サイズも多いため、中身のヌードクッションの有無も確認して購入しましょう。
自然と共に暮らす「植物」と「ディスプレイ雑貨」
インテリアの仕上げに欠かせないのが、植物(グリーン)とそれを飾るための雑貨です。
「ボタニカルライフ」という言葉が定着し、植物を育てることは特別な趣味ではなく、ライフスタイルの一部となりました。
HMJのグリーンエリアや雑貨エリアには、植物をより美しく見せるための工夫が凝らされた作品が並んでいます。
生き生きとした緑とハンドメイド作品の相乗効果で、部屋に生命力を吹き込みましょう。
手間いらずで長く楽しめる「ドライフラワー」と「スワッグ」
冬は生花の種類が限られる季節ですが、ドライフラワーなら色鮮やかな花や緑を長く楽しむことができます。
HMJに出展するフラワーアーティストの作品は、市販のものとは一線を画す色持ちの良さと、独創的な組み合わせが魅力です。
壁にかけるだけのスワッグや、ガラス瓶に閉じ込めたボトルフラワーは、場所を取らずに部屋の彩りとなります。
購入の際は、直射日光や湿気を避けるといった基本的な飾り方のアドバイスをもらうとともに、季節が変わった後の保管方法についても聞いておくと安心です。
古道具やアンティーク家具との相性も抜群で、置くだけで絵になるアイテムです。
植物の個性を引き立てる「陶器鉢」と「一輪挿し」
観葉植物を買った時のプラスチック鉢のままでは、インテリアとしては少し残念です。
作家の手による陶器鉢に植え替えるだけで、植物の表情は驚くほど豊かになります。
釉薬(ゆうやく)の垂れ具合や土の質感が感じられる鉢は、植物という自然物と人工的な部屋をつなぐ架け橋となります。
また、道端の野花を一輪生けるだけで様になる小さな一輪挿しも人気です。
これらは数千円から手に入るものが多く、クリエイターの作風を知るための「最初の一つ」としても最適です。
複数並べて飾ることで、リズム感のある窓辺を演出できます。
真鍮や木で作る「モビール」と「オブジェ」
床や棚のスペースが埋まってしまったら、天井や壁の空間を活用しましょう。
空気の流れでゆらゆらと揺れるモビールは、部屋に心地よい時間の流れを作り出します。
真鍮や木、ガラスなど、光を反射・透過する素材で作られたモビールは、冬の低い日差しを受けてキラキラと輝き、壁に美しい影を落とします。
また、実用性はなくとも、ただそこに在るだけで心が和む木彫りの動物や、不思議な形のオブジェもハンドメイドならではの出会いです。
「何に使うの?」と聞かれたら「心を豊かにするため」と答えられるような、あなただけのトテム(守護像)を見つけてください。
まとめ:出会いは一期一会、直感を信じて持ち帰ろう
ハンドメイドインジャパンフェス冬2026は、単にモノを売買する場所ではなく、クリエイターの魂とあなたの感性が共鳴する場所です。
これだ!と心が動いた瞬間こそが、運命の出会いです。
「また後で」と立ち去った数分の間に、その作品は誰かの手に渡ってしまうかもしれません。
もし迷ったら、クリエイターに話しかけてみてください。その作品が生まれた背景や、込められた想いを聞くことで、迷いは確信に変わるはずです。
今回ご紹介した戦略やトレンド知識を武器に、会場を巡ってみてください。
しかし、最終的に頼りになるのはあなた自身の直感です。
誰かの真似でも流行のコピーでもない、あなたが本当に心地よいと感じるアイテムを選び取ること。
それこそが、理想のインテリアを作る最短のルートです。
さあ、歩きやすい靴とワクワクする気持ちを持って、東京ビッグサイトへ向かいましょう。
この週末の出会いが、あなたの暮らしをより愛おしいものに変えてくれることを約束します。
次にあなたが取るべきアクション
| 行動リスト | 目的 |
|---|---|
| 設置場所の採寸・撮影 | 家具購入の失敗(サイズ違い・色味不一致)をゼロにする。 |
| 公式HPでマップ確認 | 「インテリア・家具」エリアの位置を把握し、朝一のルートを決める。 |
| 現金の準備 | 通信障害時や、現金のみ対応の個人作家ブースでの支払いをスムーズに。 |

