2026年1月17日(土)・18日(日)、東京ビッグサイト西1・2ホールにて「HandMade In Japan Fes’ 冬(2026)」(以下HMJ)がいよいよ開催されます。全国から約3,000名のクリエイターが集結するこの祭典で、今、静かながらも熱狂的な盛り上がりを見せているジャンルがあるのをご存知でしょうか。
それが、最新テクノロジーと手仕事の温かみを融合させた「3Dプリント作品」です。「ハンドメイドなのに機械?」と思われるかもしれませんが、デジタルファブリケーションは今や、クリエイターの表現力を拡張する重要なツールとして定着しつつあります。
本記事では、HMJ冬2026で見逃せない3Dプリント作品の魅力と、具体的な注目ジャンル、そしてイベントを120%楽しむための攻略法を徹底解説します。まずは、今回のイベント概要をサクッと確認しましょう。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| イベント名 | HandMade In Japan Fes’ 冬(2026) |
| 開催日時 | 2026年1月17日(土)・18日(日) 11:00~18:00 |
| 会場 | 東京ビッグサイト 西1・2ホール |
| 注目企画 | バッグチャーム図鑑 / 3Dプリント・デジタル造形作品 |
| 入場料(当日) | 1日券:1,500円 / 両日券:2,500円 |
ハンドメイドインジャパンフェス冬2026で3Dプリント作品が注目される理由
「ハンドメイドインジャパンフェス 冬 2026 3Dプリント」というキーワードで検索されている方の中には、従来の工芸品とは一味違う、新しいものづくりへの関心が高い方が多いはずです。今年のHMJでは、過去最高レベルで「デジタル×アナログ」の融合が進んでいます。
なぜ今、ハンドメイドの祭典で3Dプリンター製の商品が注目を集めているのか。その背景には、機材の進化とクリエイターの技術向上が密接に関わっています。ここでは、その核心に迫る5つのポイントを深掘りします。
デジタルと手仕事が融合した「新時代の工芸」
3Dプリンター=工業製品というイメージは、もはや過去のものです。HMJに出展しているクリエイターたちは、3Dモデリングソフトで緻密な設計を行ったあと、出力された造形物にやすり掛け、塗装、研磨といった「人の手」による仕上げを施しています。
この「デジタルによる完璧な造形」と「手作業による温かみのある仕上げ」のハイブリッドこそが、現代のハンドメイドの最前線です。特に、手作業では不可能な複雑な幾何学模様や、中空構造を持つ作品は、3Dプリントならではの独壇場と言えるでしょう。
環境に優しい素材「PLA」の普及
会場で見かける3Dプリント作品の多くは、「PLA(ポリ乳酸)」という素材が使われています。これはトウモロコシやジャガイモなどの植物由来のデンプンから作られるバイオプラスチックで、環境負荷が低いサステナブルな素材として注目されています。
従来の石油由来プラスチック独特のツンとした匂いがなく、作品によってはほんのりと甘い香りがすることもあります。環境意識の高いHMJの来場者層と、エコフレンドリーなPLA素材の相性は抜群であり、購入の決め手となるケースも増えています。
驚異的な「軽さ」が生む実用性
3Dプリント作品、特にアクセサリーやインテリア雑貨において最大のメリットとなるのが「軽さ」です。内部をハニカム構造(ハチの巣状)にして空洞率を調整できるため、見た目のボリューム感に対して、持った瞬間に驚くほど軽いのが特徴です。
大ぶりのピアスやイヤリングでも耳への負担が少なく、一日中つけていても痛くなりにくいという実用的なメリットがあります。HMJの会場では、実際にサンプルを手に取ってその軽さを体感できるため、多くの来場者がそのギャップに驚きの声を上げています。
少量多品種生産による「マニアックな需要」への対応
金型を必要とする従来の製造方法とは異なり、3Dプリントはデータさえあれば1個から製作が可能です。これにより、クリエイターは「売れるかわからないけれど、どうしても作りたいニッチな作品」や「特定のマニアに刺さるデザイン」をリスクなく持参できます。
例えば、深海生物の極めてリアルなフィギュアや、特定の動物のマイナーな仕草を切り取ったオブジェなど、大量生産品ではあり得ないラインナップが並ぶのもHMJ×3Dプリントの魅力です。自分だけの「好き」が見つかる確率は格段に高いと言えます。
購入しやすい価格帯とエントリーモデル
かつては高価だった3Dプリント出力品ですが、機材の普及により、手に取りやすい価格帯の作品が増えています。特に「クッキー型」や「小さなチャーム」などは数百円〜千円台で購入できるものが多く、3Dプリント作品の入門として最適です。
一方で、数万円するような大型のアート作品や、複雑な可動域を持つドールなども販売されており、予算に応じた楽しみ方が可能です。まずは手頃なアイテムから、その精巧さと面白さに触れてみることをおすすめします。
料理好き必見!爆発的ブームの「3Dプリントクッキー型」
今、HMJの3Dプリントジャンルで最も熱いのが、実は「キッチン雑貨」のエリアです。中でも3Dプリンターで作られた「クッキー型」は、お菓子作り好きの間で爆発的なブームとなっており、コレクターも存在するほどです。
市販の金型では絶対に手に入らない、クリエイターの個性全開のデザインが会場を埋め尽くしています。ここでは、その魅力と選び方のポイントを紹介します。
「Fuapri」など人気作家のユニークなデザイン
HMJには「Fuapri(フアプリ)」をはじめ、3Dプリントクッキー型の人気作家が多数出展しています。彼らの作品の特徴は、その圧倒的なデザインの多様性です。ゆるい手書きイラストをそのまま立体化したような型や、マニアックな筋肉ポーズの型などがあります。
また、スタンプ機能付きの型(枠と模様がセットになったもの)も多く、アイシングなしでも焼くだけで可愛いクッキーが完成するため、初心者にも大人気です。ブースによっては数百種類が壁一面に並べられており、選ぶだけで1時間経ってしまうこともあるでしょう。
セミオーダーや名入れの可能性
3Dプリントの強みである「オンデマンド性」を活かし、その場で名前を入れたり、愛犬・愛猫の写真からシルエット型を作ってくれたりするオーダーメイド相談を受け付けているブースもあります(※後日発送の場合が多いです)。
結婚式のプチギフトや、店舗のオリジナルクッキーを作りたいカフェオーナーなど、プロユースの相談も活発に行われています。もし「こんな型が欲しい」という具体的なイメージがあるなら、クリエイターに直接相談してみる絶好のチャンスです。
素材の安全性と耐熱性への注意点
購入時に必ず確認してほしいのが「素材」と「耐熱温度」です。多くのクッキー型に使用されるPLA素材は、熱に弱いという性質があります。食洗機や乾燥機に入れると変形してしまうため、基本的には「水またはぬるま湯での手洗い」が必須となります。
また、食品衛生法に適合したフィラメント(材料)を使用しているかどうかも、クリエイターへの信頼性を測るポイントです。しっかりした作家はパッケージやPOPに「食品衛生法適合素材使用」と明記しているため、安心して購入することができます。
幾何学と色彩の魔術!3Dプリントアクセサリー
ファッションエリアでも、3Dプリンターを駆使したアクセサリー作家が増加しています。金属やレジン、ガラスといった従来の素材では表現しきれない、デジタルならではの造形美は、コーディネートの主役になる存在感を放っています。
ここでは、HMJで探すべき3Dプリントアクセサリーの特徴と、長く愛用するためのポイントを解説します。
手作業では不可能な「複雑な構造美」
3Dプリントアクセサリーの真骨頂は、数学的な美しさを持つ「幾何学模様」や、入り組んだ「透かし彫り」のような構造です。これらはCAD(設計ソフト)上で計算されて作られており、見る角度によって表情を変える不思議な魅力があります。
中には、出力した時点でパーツ同士が繋がっている「チェーン構造」など、3Dプリンターならではのギミックを取り入れた作品もあります。技術的な背景を聞きながら作品を選ぶのも、対面販売であるHMJならではの楽しみ方です。
長時間つけても疲れない「エアリーな装着感」
前述の通り、3Dプリントアクセサリーは非常に軽量です。大ぶりのイヤリングやネックレスでも、着けていることを忘れるほどの軽さを誇ります。これは、肩こりに悩む方や、重いアクセサリーが苦手な方にとって大きなメリットです。
ボリュームのあるデザインでも耳たぶが下がらないため、スタイリッシュなシルエットをキープできます。「見た目は重厚感があるのに、持つと驚くほど軽い」というギャップは、ぜひ会場で実物を手に取って体験してください。
まるで金属?塗装と後加工の技術
最近のトレンドとして、3Dプリント出力後に特殊な塗装やメッキ加工を施し、まるで金属や陶器のように見せる作品が増えています。一見すると真鍮やシルバーに見えるのに、持つとプラスチックの軽さという不思議な感覚を味わえます。
積層痕(3Dプリント特有の層の縞模様)をあえて残してテクスチャとして活かす作家もいれば、徹底的に磨き上げてツルツルにする作家もいます。この「後加工」の技術レベルが、作品のクオリティを大きく左右するポイントと言えます。
インテリア・雑貨エリアの隠れた名品
アクセサリーやクッキー型だけでなく、インテリアや生活雑貨のエリアにも3Dプリントの波は押し寄せています。お部屋のアクセントになるユニークなアイテムから、日常の不便を解消するアイデアグッズまで、幅広い作品が展開されています。
特に、植物との相性が良いアイテムや、デスク周りを彩るガジェット類は、男性の来場者からも高い支持を得ています。
水漏れしない技術力が光る「3Dプリント花瓶」
積層して作る3Dプリントの性質上、かつては「水漏れ」が課題でしたが、現在は技術向上により、直接水を入けられる花瓶(フラワーベース)が多く販売されています。ガラスや陶器では難しい、流線型の有機的なフォルムや、複雑な編み込み模様が特徴です。
光を透過する半透明のフィラメントを使った花瓶は、窓辺に置くとステンドグラスのように輝きます。落としても割れにくいため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して飾れるインテリアとして人気急上昇中です。
デスク周りを彩る機能的ステーショナリー
ペンスタンドやスマホスタンド、ケーブルホルダーなど、デスク周りの小物を整理するアイテムも充実しています。単なる収納用品ではなく、遊び心のあるデザインや、ガジェット好きの心をくすぐるメカニカルなデザインが豊富です。
市販品ではサイズが合わない特定のツール専用のスタンドなど、クリエイター自身が「自分が欲しいから作った」という情熱が感じられる作品も多くあります。仕事環境を快適にする、こだわりの逸品を探してみてはいかがでしょうか。
アップサイクルと素材のストーリー
HMJ冬2026では「アップサイクル」も重要なテーマの一つです。3Dプリント分野でも、廃棄される食品ロスや木屑を混ぜ込んだ特殊なフィラメントを使用した作品が登場しています。例えば、ビール粕を混ぜた素材や、コーヒー豆の殻を使った素材などです。
これらの素材は、独特の風合いや色味を持ち、プラスチックっぽさが消えてナチュラルな質感になります。「何から作られているか」というストーリーも一緒に楽しめるのが、次世代のハンドメイド作品の面白さです。
HMJ冬2026を攻略するための実践ガイド
最後に、3Dプリント作品を目当てにHMJ冬2026を回るための、具体的な攻略ガイドをお伝えします。広大な会場(東京ビッグサイト西1・2ホール)を効率よく回り、お目当ての作品を確実に手に入れるためのポイントをまとめました。
事前準備と当日の動き方次第で、満足度は大きく変わります。以下の3つのポイントを頭に入れて、イベントに参加しましょう。
チケットとアクセスの再確認
HMJ冬2026の会場は「東京ビッグサイト 西1・2ホール」です。最寄駅はゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」または、りんかい線「国際展示場駅」です。当日は混雑が予想されるため、前売り券(1日券1,300円)を事前に購入しておくと、スムーズに入場できます。
当日券(1,500円)も販売されますが、チケット売り場に並ぶ時間を節約するためにも、コンビニやプレイガイドでの事前購入を強くおすすめします。午後からのんびり回るなら混雑は緩和されていますが、人気作品は午前中に売り切れることが多いです。
「バッグチャーム図鑑」と3Dプリントの融合
今回の注目企画である「Creema HASHTAG GALLERY – バッグチャーム図鑑 -」にも注目です。100種類以上のバッグチャームが展示・販売されるこの企画エリアにも、3Dプリント製のパーツを使ったチャームが含まれている可能性があります。
3Dプリントが得意とする「文字の出力」や「複雑なアイコン」を活かした、ポップでキャッチーなチャームはお土産にも最適です。企画展示エリアは会場内の目立つ場所にあるため、まずはここをチェックしてトレンドを掴むのも良いでしょう。
ワークショップで「デジタルものづくり」体験
HMJの醍醐味は「体験」にあります。3Dプリンターそのものを使ったワークショップは機材の関係で少ないかもしれませんが、3Dプリントで作られた型を使った「クッキー作り」や「陶芸体験」、あるいは3Dプリントパーツを組み合わせる「アクセサリー作り」などが開催されている場合があります。
実際に3Dプリントされた道具を使うことで、その利便性や精度の高さを肌で感じることができます。ワークショップは事前予約制のものと当日参加可能なものがあるため、公式サイトのタイムテーブルをチェックしておきましょう。
まとめ:デジタルとアナログの交差点を体感しよう
ハンドメイドインジャパンフェス冬2026は、単なる手芸の祭典に留まらず、テクノロジーとクリエイティビティが交差する最先端の場所となっています。3Dプリント作品は、その象徴的な存在です。
今回ご紹介したポイントを振り返ります。
- クッキー型が熱い:デザイン豊富で実用的、お土産にも最適。
- アクセサリーは「軽さ」に注目:幾何学デザインと装着感の良さを体感する。
- 素材を確認する:PLA素材の特性(熱に弱いなど)を理解して扱う。
- 作家と話す:制作の裏側や構造の秘密を聞くと、愛着が倍増する。
画面越しに見るだけでは伝わらない、質感、軽さ、そしてクリエイターの熱量を、ぜひ東京ビッグサイトの会場で直接感じ取ってください。新しい「ものづくり」の可能性が、あなたの生活を少しだけ豊かにしてくれるはずです。

