全国のクリエイターが集結する日本最大級の祭典、ハンドメイドインジャパンフェス(HMJ)が2026年の冬も東京ビッグサイトに帰ってきました。美しい作品との出会いはもちろん、作り手と直接言葉を交わせる貴重な機会に、胸を躍らせている方も多いのではないでしょうか。
しかし、広大な会場と膨大な出展数を前にして「どこから見ればいいのか分からない」「歩き疲れてしまった」という声も少なくありません。限られた時間の中で最高の出会いを果たすためには、事前の情報収集と当日の戦略が重要になります。
この記事では、2026年冬開催のHMJを120%楽しむための情報を詳しく解説します。
- 開催日程と会場アクセスの基本情報
- 当日券の購入方法とスムーズな入場手順
- 広大なマーケットエリアの効率的な回り方
- 現金とキャッシュレス決済の準備バランス
ハンドメイドインジャパンフェス冬2026マーケットの開催概要と見どころ
まずは、今回開催されるイベントの全体像を把握することから始めましょう。例年以上の盛り上がりが予想される「ハンドメイドインジャパンフェス冬2026マーケット」ですが、基本的な開催データや会場の特性を頭に入れておくことで、当日の動きがスムーズになります。
開催日程と会場エリアの基本情報
2026年の冬開催は、1月17日(土)と18日(日)の2日間にわたり、東京ビッグサイトの西ホール全館を使用して行われます。開催時間は両日ともに11時から18時までとなっており、午前中の早い時間帯は熱心なファンで混雑することが予想されます。
東京ビッグサイトへのアクセスは、ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」から徒歩ですぐ、またはりんかい線「国際展示場駅」から徒歩約7分です。冬場の海沿いは風が強く体感温度が下がりやすいため、駅からの移動時は防寒対策をしっかり行うことをおすすめします。
会場内は暖房が効いていますが、人の熱気と外気温の差が激しい場合があるため、脱ぎ着しやすい服装で来場するのがベストです。特に夕方の帰り道は気温がぐっと下がるので、マフラーや手袋などの小物も忘れずに準備しておきましょう。
出展ブース数とクリエイターの規模
今回は全国から約3,000ブースが出展しており、アクセサリー、ファッション、インテリア、アートなど多岐にわたるジャンルの作品が並びます。これだけの規模のクリエイターが一堂に会するイベントは国内でも珍しく、一日ではすべてを見て回れないほどのボリュームです。
特に「マーケットエリア」は会場の大部分を占めており、プロの作家から新進気鋭のクリエイターまで幅広い層が参加しています。インターネット上の画像だけでは伝わらない質感や色味を、直接目で見て確かめられるのがリアルイベント最大の魅力といえるでしょう。
また、今回は2026年のトレンドを意識した新作を発表するクリエイターも多く、この会場でしか手に入らない限定品も多数用意されています。お気に入りの作家がいる場合は、SNSなどでブース番号を事前にチェックしておくことが、目当ての作品を手に入れる近道です。
冬開催ならではのテーマと雰囲気
HMJには夏開催と冬開催がありますが、冬の回は新年を迎えたばかりの祝祭感と、温かみのある作品が多いのが特徴です。ニットや羊毛フェルト、木工品など、冬の暮らしを豊かにしてくれる素材感のあるアイテムが目立ち、会場全体がほっこりとした空気に包まれます。
2026年のテーマ展示では、日本の伝統工芸を現代風にアレンジした作品や、サステナブルな素材を使用したエシカルな作品が注目を集めています。単に物を買うだけでなく、背景にあるストーリーや作り手の想いに触れることができるのも、このフェスティバルの醍醐味です。
会場装飾も冬仕様になっており、フォトスポットなども設置されているため、買い物の合間に記念撮影を楽しむ来場者も多く見られます。クリエイターとの会話も弾みやすく、作品へのこだわりを直接聞くことで、購入したアイテムへの愛着がいっそう深まることでしょう。
各エリアのゾーニングと配置構成
会場は大きく分けて、作品を購入できる「マーケット」、ものづくりを体験できる「ワークショップ」、注目のアーティストが出演する「ミュージック&プレイ」の3エリアで構成されています。目的のエリアがどこにあるかを把握しておかないと、広い会場内で迷ってしまう可能性があります。
マーケットエリアはさらにカテゴリーごとに細分化されており、アクセサリーエリアやファッションエリアなどがブロック分けされています。自分の興味があるジャンルがどの位置にあるか、入場時に入手できる会場マップですぐに確認することをおすすめします。
また、休憩スペースやカフェエリアも設けられていますが、昼食時は非常に混雑するため、時間をずらして利用するのが賢明です。トイレの場所も限られているため、特に女性用トイレは行列ができることを想定し、余裕を持って行動するように心がけましょう。
2026年開催の新しい取り組みについて
今年のHMJでは、来場者の利便性を向上させるために、会場内での案内サービスやアプリ連携が強化されています。スマートフォンを使って特定のブースを検索したり、ワークショップの空き状況を確認したりできるシステムが導入されている場合があるため、活用してみましょう。
また、クリエイター支援の一環として、新人作家を紹介する特集コーナーや、主催者によるピックアップ展示も行われています。これらは会場の目立つ場所に設置されていることが多く、新しい才能を発掘したいと考えている方にとっては見逃せないスポットです。
さらに、環境への配慮からゴミの分別回収が徹底されており、マイバッグの持参が推奨されています。購入した作品を入れるためのエコバッグを複数持参することで、サステナブルなイベント運営に協力しながら、快適に買い物を楽しむことができます。
入場チケットの種類とスムーズに入場するための事前準備
イベントを楽しむための第一歩は、スムーズな入場から始まります。当日券の有無や購入方法、そして入場ゲートでの混雑を回避するためのテクニックを知っておくことで、貴重な時間を無駄にすることなく、スタートダッシュを切ることができます。
当日券の購入場所と価格設定
前売り券を買い逃してしまった場合でも、会場入り口にあるチケットカウンターで「当日券」を購入することが可能です。ただし、前売り券に比べて数百円ほど割高になるほか、購入待機列に並ぶ必要があるため、入場までに時間がかかるリスクがあります。
当日券の支払いは現金のほか、一部の窓口ではクレジットカードや電子マネーが使える場合もありますが、通信状況によっては現金のみの対応になることも考えられます。スムーズに購入手続きを済ませるためにも、釣り銭の出ないよう小銭を用意しておくと親切です。
もし可能であれば、開催当日の朝であっても、コンビニエンスストアの発券機やオンラインチケットサイトを確認してみてください。直前まで前売り価格やデジタルチケットが購入できるケースがあり、その場合は窓口に並ぶ時間を大幅に短縮できるメリットがあります。
電子チケットと紙チケットの使い分け
最近のイベントではスマートフォンの画面を提示する「電子チケット」が主流になりつつありますが、HMJでも多くのプレイガイドで導入されています。電子チケットは発券の手間がなく、紛失のリスクも低いため非常に便利ですが、入場直前に充電切れにならないよう注意が必要です。
一方、コンビニなどで発券する「紙チケット」は、バッテリー残量を気にする必要がなく、手元に半券が残るため記念になるといったメリットがあります。また、複数人分をまとめて購入した場合、紙チケットなら事前に分配して別々に入場することも容易です。
どちらのタイプを選ぶにせよ、入場ゲートではスタッフが目視確認やQRコードの読み取りを行います。ゲートに近づいたらすぐに提示できるよう準備を整え、画面の輝度を上げておくなどの配慮をすると、自分も後ろの人もストレスなく通過できます。
| チケット種類 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 電子チケット | 発券不要・紛失しにくい | スマホの充電切れ・通信エラー |
| 紙チケット | 充電不要・分配が容易 | 紛失・持参忘れのリスク |
再入場のルールと手続き方法
長時間のイベントとなるため、食事や休憩のために一度会場の外に出たいと考える方も多いでしょう。HMJでは基本的に再入場が認められていますが、その際の手続き方法を間違えると、再入場ができなくなってしまう可能性があるため注意が必要です。
通常、出口でスタッフから手の甲にスタンプを押してもらったり、リストバンドを提示したりするシステムが採用されています。何もせずにゲートを出てしまうと、チケットの半券を持っていても無効とみなされる場合があるため、必ず係員の指示に従ってください。
再入場口は新規入場口とは別に設けられていることが多く、比較的スムーズに戻ることができます。ただし、終了間際の時間帯は再入場が制限されることもあるため、夕方に一度外に出る予定がある場合は、インフォメーションで最終入場時間を確認しておきましょう。
広大なマーケットエリアを攻略する効率的な回り方
3,000近いブースがひしめくマーケットエリアは、無計画に歩き回ると体力を消耗し、目当ての作品を見逃してしまいがちです。ここでは、目的別にルートを決め、効率よく会場を巡るための戦略的なアプローチについて解説します。
目的別のおすすめルート設定
まず、自分が「何を目的に来たのか」を明確にすることが大切です。「特定の作家さんに会いたい」のか、「アクセサリーを重点的に見たい」のか、あるいは「会場の雰囲気を楽しみながら掘り出し物を探したい」のかによって、最適なルートは異なります。
特定の作家がいる場合は、入場後すぐにそのブースを目指すべきです。人気作家の作品は午前中に完売してしまうことも珍しくないため、まずは一番の目的を果たしてから、他のエリアをゆっくり回るのが鉄則です。マップでブース番号と位置関係を把握しておきましょう。
ジャンルを絞って見たい場合は、そのカテゴリーが集まるエリアを集中的に攻める「ゾーン狙い」が有効です。逆に、全体をまんべんなく見たい場合は、端の通路から一筆書きのように順路を決めて歩くと、見落としを防ぎつつ全エリアを網羅することができます。
混雑を避ける時間帯とエリア選び
会場内は時間帯によって混雑するエリアが変化します。開場直後の11時から12時頃は、入場ゲート付近や人気作家のブース、限定品を扱うエリアに人が集中します。この時間帯にあえて奥のエリアや、比較的空いているワークショップエリアを見るのも一つの手です。
昼食時の12時から14時頃は、フードエリアが大混雑します。この時間を避けて早めに食事を済ませるか、遅めのランチにすることで、行列に並ぶ時間を節約し、その分をショッピングの時間に充てることができます。空いたブースをゆっくり見るチャンスでもあります。
閉場間際の16時以降は、帰宅する人が増え始め、会場全体が落ち着いた雰囲気になります。クリエイターともゆっくり話ができる時間帯なので、作品についての詳しい話を聞きたい場合や、カスタムオーダーの相談をしたい場合は、この夕方の時間帯を狙うのがおすすめです。
クリエイターとのコミュニケーション術
HMJの最大の魅力は、作り手であるクリエイターと直接話ができることです。作品の素材や制作過程、手入れの方法などを聞くことで、その作品への理解が深まり、購入後の愛着もひとしおになります。遠慮せずに声をかけてみましょう。
ただし、接客中で忙しそうな時や、会計待ちの列ができている時はタイミングを見計らう配慮が必要です。「素敵な作品ですね」といった感想を伝えるだけでも会話のきっかけになりますし、名刺やショップカードを貰っておけば、後で通販サイトをチェックすることもできます。
また、写真撮影に関しては、必ずクリエイターの許可を得てから行うようにしてください。デザインの盗用防止や、他の来場者のプライバシー保護の観点から、撮影を禁止しているブースもあります。マナーを守って気持ちの良い交流を心がけましょう。
五感で楽しむフード・音楽・ワークショップ体験
HMJの魅力は買い物だけにとどまりません。手作りの美味しさが詰まったフード、心地よい音楽ライブ、そして実際に手を動かして作るワークショップなど、五感をフルに使って楽しめるコンテンツが充実しています。これらを組み合わせることで、イベントの満足度はさらに高まります。
手作りフードエリアの注目ポイント
フードエリアでは、全国から選りすぐりの手作りフードが出店しています。焼き菓子、ジャム、調味料、コーヒーなど、お土産にも最適な持ち帰り用の食品から、その場で楽しめるキッチンカーのグルメまで、バラエティ豊かなラインナップが魅力です。
特に人気なのが、素材にこだわった焼き菓子やパンです。これらは早い時間に売り切れてしまうことが多いため、気になるお店がある場合は、マーケットエリアを回る前に確保しておくか、クーラーボックスなどの保冷バッグを持参しておくと安心です。
キッチンカーエリアでは、出来立ての温かい料理を楽しむことができます。冬開催ではスープやホットドリンクなど、冷えた体を温めてくれるメニューが充実しています。座席数は限られているため、譲り合って利用するか、立食スペースを活用しましょう。
人気ワークショップの予約と参加方法
「クリエイターエリア」の一角には、伝統工芸士や人気作家から直接指導を受けられるワークショップコーナーが設けられています。アクセサリー作り、レザークラフト、苔テラリウムなど、初心者でも楽しめるプログラムが多数用意されており、自分だけの作品を作ることができます。
人気の講座は事前予約制となっているものが多く、公式サイトであらかじめ枠を確保しておく必要があります。一方で、当日参加枠を設けているブースもあるため、会場到着後に気になるワークショップがあれば、直接ブースで空き状況を確認してみると良いでしょう。
制作時間は30分から1時間程度のものが主流ですが、中にはじっくり時間をかける本格的なコースもあります。ワークショップに参加する場合は、その後のスケジュールに余裕を持たせ、汚れても良い服装や、腕まくりがしやすい服で参加することをおすすめします。
会場を盛り上げる音楽ライブの楽しみ方
「ミュージック&プレイエリア」では、実力派ミュージシャンや注目のバンドによるライブパフォーマンスが行われます。アコースティックな弾き語りから、会場を一体にするバンドサウンドまで、様々なジャンルの音楽がショッピングのBGMとして会場を彩ります。
買い物の合間にライブエリアへ移動し、音楽に耳を傾けながら休憩するのも贅沢な過ごし方です。座席に座ってじっくり鑑賞するもよし、後方のスペースで体を揺らしながら楽しむもよし、自分なりのスタイルで音楽フェスの要素も満喫してください。
出演アーティストのタイムテーブルは公式サイトや会場入り口の掲示板で確認できます。お目当てのアーティストがいる場合は、その時間に合わせてショッピングのルートを調整し、演奏開始の少し前にステージ付近へ移動しておくと、良い場所で見ることができます。
快適に過ごすための持ち物と実用的なアドバイス
一日中歩き回ることになるHMJでは、事前の準備が快適さを左右します。支払い方法の多様化への対応、荷物が増えた時の対策、そして体力を温存するための工夫など、経験者が実践している実用的なアドバイスをまとめました。
キャッシュレス決済と現金の使い分け
近年、個人のクリエイターでもクレジットカード決済端末やQRコード決済を導入しているケースが増えましたが、すべてのブースで対応しているわけではありません。特に通信状況が悪い場合や、機器のトラブルなどで現金のみの対応になることも想定されます。
そのため、ある程度の現金、特に千円札と小銭を多めに用意しておくことが鉄則です。一万円札などの高額紙幣は、お釣りのやり取りでクリエイターに負担をかけてしまうことがあるため、事前に崩してから来場するのがスマートなマナーといえます。
一方で、高額な作品を購入する場合はクレジットカードが便利です。自分がメインで使っている決済アプリやカードが使えるかどうかは、ブースの店頭に掲示されているマークを確認するか、会計前に作家さんに尋ねてみるとスムーズに取引ができます。
長時間歩いても疲れない服装と靴
東京ビッグサイトの床はコンクリートであり、広い会場を何時間も歩き回ると想像以上に足への負担がかかります。ファッションを楽しむのもイベントの醍醐味ですが、足元に関しては履き慣れたスニーカーや、クッション性の高いフラットシューズを強く推奨します。
服装に関しては、会場内の温度調節が難しいことを考慮し、脱ぎ着しやすい「重ね着(レイヤード)」が基本です。厚手のコートは会場内では邪魔になることがあるため、薄手のダウンジャケットやカーディガンなど、コンパクトに畳める防寒着が役立ちます。
また、両手が空くリュックサックや斜めがけのショルダーバッグは買い物の際に便利ですが、混雑した通路では周りの人や作品にぶつからないよう、体の前に抱えるなどの配慮が必要です。大きな荷物は駅のロッカーなどに預け、身軽な状態で会場入りしましょう。
購入品の配送サービスとロッカー事情
ついつい買いすぎて荷物が増えてしまった場合や、家具などの大きな作品を購入した場合は、会場内にある宅配サービスを利用するのが便利です。佐川急便やヤマト運輸などの臨時カウンターが設置されていることが多く、そこから自宅へ発送することができます。
会場内のコインロッカーは数に限りがあり、開場後すぐに埋まってしまうことがほとんどです。大きなキャリーケースなどを持っている場合は、ビッグサイト駅や国際展示場駅周辺のロッカーを利用するか、手荷物預かり所(クローク)の有無を事前に確認しておきましょう。
また、壊れやすい作品や繊細なアクセサリーを購入した際に備えて、緩衝材(プチプチ)やマチのあるサブバッグを持参しておくと安心です。作家さんが丁寧に梱包してくれますが、帰宅時の満員電車などで押しつぶされないよう、自己防衛の準備も大切です。
ハンドメイドインジャパンフェス冬2026マーケットまとめ
ハンドメイドインジャパンフェス冬2026マーケットは、単なる買い物イベントを超えた、クリエイティビティの祭典です。3,000名を超える作り手の情熱に触れ、世界に一つだけの作品と出会う体験は、日々の暮らしに彩りと温かさを与えてくれるでしょう。
最後に、今回の記事の要点を振り返ります。
- 入場は電子チケットがスムーズだが、充電切れに注意する
- 人気作家や限定品は午前中に、ゆっくり話すなら夕方を狙う
- 歩きやすい靴と体温調節しやすい服装で疲労を軽減する
- 現金(小銭)とキャッシュレス決済の両方を準備しておく
準備が整ったら、あとは感性の赴くままに会場を巡るだけです。広大な会場には、あなたの「好き」が必ず待っています。ぜひ、この冬一番の思い出になるような素敵な出会いを見つけに、東京ビッグサイトへ足を運んでみてください。

